プレミアム振袖ってどんな振袖のこと?

皆さん、こんにちは。

岩手県一関市の和とわ総本店です!

4月になり釣山の桜が満開のこの時期お花見日が楽しみです。

できれば着物で行こうかな~。

と言うわけで、一関の和とわから店長の千葉がお届けします。(^.^)

 

突然ですが皆さん、プレミアム振袖とはどんな振袖のことかわかりますか?

振袖を普段のお洋服と比べると、高く感じてしまいますが

振袖によっては高いものからお手軽なものまでお値段は様々です!

今回のブログでは『プレミアム振袖にはどんなものあるのか』をご紹介します!

ぜひ職人さんによってつくられるプレミアム振袖の魅力を知っていただけたら嬉しいです!

プレミアム振袖 代表的な技法

手描き友禅

厳選した染料を調合し、筆先に心を込めて、着物というキャンバスに色を挿す。
濃淡や潤滑は、筆先に伝わる職人の手加減だけによるもの。

この緻密な作業を重ねることで、まるで一枚の絵画のような物語性のある着物が生まれます。

また、友禅にもいくつか種類があります。

有名とされるもので、三大友禅【京友禅・加賀友禅・東京(江戸)友禅】と

呼ばれる友禅が存在します!

ほそみの手描き友禅は、皇室献上作家をはじめ、一流工房作品が中心。
希少性が高く、手描きならではの温かみと深い色合いを持つ作品です。

なかでも、振袖にも使われているのが京友禅加賀友禅です!

京友禅とは

京都で染められている友禅のことです。

三大友禅の中では最も歴史が古いとされています。

金糸・金箔・銀箔・刺繍が沢山使われており、豪華なデザインが特徴です!

模様は、内側を濃く外側へ薄く描かれていく「ぼかし」という技法が用いられます。

色とりどりの染めに更に刺繍が加わり豪華絢爛な京友禅は、

振袖や訪問着、留袖などのハレの礼装に仕立てられています。

加賀友禅とは

金沢で染められている友禅のことです。

京友禅とは逆に内側を薄く、外側へ濃く描かれていく「外ぼかし」という手法が用いられています。

そして加賀友禅といえば加賀五彩です。

加賀五彩とは、加賀友禅の基調となっている【藍・臙脂・黄土・草・古代紫】の五色のことです。

京友禅には金箔や刺繍などが使われておりますが、加賀友禅には金箔や刺繍などは使用されず

加賀五彩の色を組み合わせて染め上げられます。

ですので、多色使いでも派手過ぎず落ち着いた着物が仕上がります。

また、木の葉などの植物の模様に墨色の点で描かれた「虫食い」といわれる描写が

描かれており、より自然の美しさが表現されています。

 

絞り技法

絞りとは絞り染めの略で、日本で最も古いとされている染色技法のひとつです。

ダイナミックなものから緻密なものまで、何百もの技法があります。
例えば総絞りの振袖は、括る、染める、解く、確認、を重ね、気が遠くなるような数の絞りを繰り返した末に出来上がります。
熟練の技と、果てしない根気を併せ持つ職人にしか成し得ない技です。

また、江戸時代には手間暇がかかり贅沢品とされていた「総絞り」は現在も高級品の部類に入ります。

現在は職人の高齢化により、本疋田絞り、鹿の子絞り、桶絞りなど、どの技法も希少価値の高いものばかりです。

刺繍技法

微妙な色合いを計算して染められた、美しい光沢を放つ繊細な絹糸。
職人の手作業によって一針ずつ作られるモチーフには、ため息の出るような美しさとオーラが漂います。

日本刺繍特有の質感と立体感が、豪華な振袖にさらに重厚な奥行きを与えます。

ミシン刺繍が大半を占める現代に、職人による手刺繍は本当に貴重な技術です。

刺繍にも種類がたくさんありますので代表的な刺繍をいくつかピックアップしております。

汕頭刺繍(スワトウ)

中国3大刺繍のひとつ。発祥は汕頭で、天津条約を機に宣教師たちがヨーロッパの刺繍技法を伝えたのがはじまり。ヨーロッパの感性と中国古来の技法の融合。「糸と糸の間を開いて留める」もしくは「糸を抜いて留める。」日本ではできない、できる人がいない刺繍

相良刺繍(サガラ)

中国3大刺繍のひとつ。生地の裏から糸を抜き出し結び玉をつくり、これを連ねて模様を描いていく技法。別名玉縫いとも呼ばれる。針を刺すたびに玉結びする。技術が揃わないとできない。技術がないとぼこぼこになってしまう。

蘇州刺繍(ソシュウ)

中国3大刺繍のひとつ。およそ2500年前呉の国が都を蘇州に置いてた頃から刺繍が盛んに行われていた。髪の毛より細い糸を縫い重ねることで刺繍表面があまり盛り上がらないこと、生地が波立たないこと、また絹100%の染色糸を使用しており美しく華やかで気品にあふれている。隙間ができないように縫う。一番太くて普通の糸の2分の1。細いのでは36分の1。

金駒刺繍(キンコマ)

刺繍針に通せない太い糸や金糸などを木製の駒に巻いて、それを転がしながら刺繍糸を下絵に沿ってはわせ、綴じ糸で留めていく技法。金糸・銀糸を使ってやっていく。留袖や訪問着に使う。

日本刺繍

12部門42種の技法は無限と言われ、長い歴史の中で継承されてきた繍の伝統は「技法とはそれを表すこころの道筋」時代の中で進化、各地に普及したことにより京都ー京繍、江戸ー江戸刺繍、加賀ー加賀繍と発祥した土地名で呼ばれている。津軽のこぎん刺しのように刺し子刺繍で小物雑貨などが発展した例も。

以上『プレミアム振袖にはどんなものあるのか』のご紹介でした!皆さんどうでしたか?
振袖にはたくさんの技法があり職人の手で作られているものばかりです。
和とわでもプレミアム振袖は取り扱っていますので気になる方は是非見にご来店ください。

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岩手県一関市にあります和とわ総本店は江戸時代から9代続く老舗呉服店です。

地域密着型店舗として、一関市、お隣奥州市や宮城県栗原市、登米市、気仙沼市などから沢山のお客様にお越しいただいております。

「和のある豊かな人生を永遠に応援し続けます」をモットーに、振袖地域1番店を目指し、お振袖選びから、前撮り撮影家族成人式成人式当日のお支度卒業袴のレンタルのすべてのサポートを承っております。

和とわ総本店では、ベテランスタッフから写真スタジオスタッフまで総勢25名体制で、一生に一度のお嬢様の晴れの日を丁寧にプロデュース致します。

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